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残留塩素と水質基準
家庭の水道水が不味い、臭いといった事をここ数年程良く耳にする、特にマンション等の流末配管形式なら、尚の事、水槽を介しての二次側の水は『不味い』とよく言わはる。
病原体による汚染を受けてはいけない、とされる水道水、塩素による臭味等と汚染、アルカリ質、又は発癌性等についてふれてみたいと思います。
水道水には末端の給水栓において0.1mg/P(ppm)以上の残留塩素を残さなければならない、つまり病原体による感染を防ぐために塩素による消毒が義務付けられている。
残留塩素とは何か?興味があったので調べてみた、『消毒の効果のある有効な塩素が水中の微生物を殺菌消毒したり有機物(有機物とは生活体を組織・構成する物質の事)を酸化分解した後も水中に残留している塩素の事である、また残留塩素は遊離残留塩素と結合残留塩素とに分類することが出来、その違いは成分の違いである。

@遊離残留塩素―次亜塩素酸(HOCP)と次亜塩素酸イオン(OCP ̄)
A結合残留塩素―クロラミン(NH2CP、NHCP2、NCP3)
がある。
簡単に塩素とはどの様な味か臭いかと言うと小学校の時の授業でプールに飛び込んだ時のあの感覚である

また我々も学校施設等の施工の竣工時に於いて水質検査の報告書を提出しなければならないし、簡易専用水道(受、高架水槽等)に於いてもビル管理法等規制があり衛生環境確保を目的に清掃や水質検査等が行われている、まぁ身内びいきではないか供給側からすれば、不味い、臭いと一言に言われるとなんとも苦労の貝のないものである。

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分水サドルと鋳鉄管による分水の模様
水を媒体として感染する伝染病大きく分けて3種類あり
@病原最近感染症―赤痢、腸チフス、コレラ。病原大腸菌等
A病原ウイルス感染症―流行性肝炎ウイルス、伝染性下痢症ウイルス等
B寄生虫感染症―アメーバー赤痢等

これらの感染症も塩素による消毒のお陰で快適な生活が成り立っていると思う、ただ最近は完全に水道水の消毒により死滅したと思っていた感染症も病原性大腸菌O-157、レジオネラ属菌やクリプトスポジウムによる感染症が発生している、後に述べたクリプトスポジウムは下痢を起こさせる原虫でありオーシストの殻の形で水や食物の中に存在する原虫で一般の浄水場の塩素消毒ではなかなか死なない。
これらは加熱、冷凍、乾燥に弱く1分以上の沸騰水では死滅し60℃以上若しくは-20℃以下
で30分で死滅常温で1〜4日間の乾燥で感染力を失う事が明らかになった。
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道路にはこんな配水管が埋まっている。
家庭用浄水器が多く取付けられるようになり残留塩素や濁度等を減少させているが浄水器には沍`と形がある。
沍`は先止式―布設中の水道管に仲介して取付けられたものでこれは常時圧力が掛かかる。
形は元止式―蛇口に直接取付けたりホースで接続したりするので蛇口が閉じている時は圧は掛からないこれらの浄水器もこまめにフィルターの交換等をしないと上記の感染の心配が一層でてくるし、 施工者側からの観点から言うと先止式は水道管の取付けた2次側以降でクロスコネクション等が起こると感染症の処置が必要になってくるので先止式は施工者側からはあまり賛成出来ない。

そして発癌性が指摘されている水中の化学物質、トリハロメタン類、これは化学反応により起こるもので水道原水中に含まれる天然の有機化合物(フミン質)と浄水の行程に於いて注入される塩素が反応して生成されるのである、4種類のトリハロメタン類が水道水から検出
されクロロホルム、ブロモジクロロメタン、ジブロモクロロメタンブルモホルムでありクロロホルムが高濃度で検出されている。

僕個人の意見としては浄水器やペットボトルの高い飲料水を購入しなくても水道水を一端沸騰させてからそれを冷ましてからだと臭味や濁度、例え病原体が混入していたとしても全て消え去ってしまうので料理やそのまま飲んでもなんら違和感は無いと思う、只、化学反応に於けるものは別としても........
しかしそれらは今日に於けるハイテク産業の進歩と共に生み出した自然な現象なのかもしれない。
そしてこれらの原因以前にもっと水道設備の保守管理に於いても問題があると思う、人間の作ったものはいつかは朽ちて行くもの、水道管の腐食等による錆、等起因する要素はいくつか見つかるはず........

最後に塩素の代わりにオゾンを持ってそれを代替する案があると聞くが今のところ具体案は聞かない発癌性の件については今後の課題として、我々設備業者としても考えまた取り組んで行き新たに述べて行きたいと思います。
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