swallowred.jpeg
潜熱と顕熱
このセクションのテーマの『快適環境』とは?を考える上でまず突き当たるのが潜熱と顕熱である。
室内に居住したり作業する人間が快適でいられる為には色々な条件が満たされなければならないが
その中で大切な要素は人間の持つ5感だと思っている、視覚、聴覚、味覚、触覚、臭覚であるこれらの要素が満たされてこそ満足いく快適があるとも思う。
ただそれ+αとしてそれぞれの個人差、性別、年齢別等も甘味して行かなければならない。

空気調和においての室内環境評価指標項目は次の通り

@室内温度
A室内湿度
B周囲壁面等の温度
C室内気流
D室内温度分布
E酸素濃度
F有毒ガス濃度(一酸化炭素、二酸化炭素等)
G粉塵
H窓などの視野
I臭気
J騒音・振動
K色彩
さて室内に暖房や冷房のエアコンを設置する際我々設備設計施工業者が一番考慮しなくてはいけないのが『潜熱と顕熱』である、これらを無視した空調負荷計算をするとエアコンの能力が追いつかない等の不備が生じてくる。

d014.gif
d017.jpg
(状態の変化の図は管工事施工管理技術研究会様のテキストより抜粋)
潜熱と顕熱を利用した空調機のひとつ
顕熱=ある物体に熱を加えたときそれが物体の温度上昇の結果となって現れるような熱を言う

潜熱=加熱しても物体の温度は変わらず相変化(物体は個体、液体、気体に3分類でき、このような状    態を『相』といい、相が変化する事を相変化という、相変化には融解、蒸発、凝縮、凝固、昇華がある)として現れる場合を言う

と簡単に分けられるが詳細を説明すると

物体に熱を加えると加えられた熱量でその物体の温度が上昇する、物体の温度を上昇させるために使われる熱を顕熱といい、融解している氷や沸騰している熱湯に熱を加えてもその温度は上がらないそれらの熱は氷を溶かす為、熱湯を水蒸気に変えるために使われている相変化するのに必要な熱を潜熱と言いこれらは温度変化を伴わない状態変化のみに費やされる熱量の事である。

以下に空調負荷計算の際考慮する潜熱と顕熱を上げておく
顕熱の場合
@建築構造体を通過してくる熱負荷=日射+内外温度差
A窓ガラスを通過してくる熱負荷=日射+内外温度差
B室内発生熱=照明、事務機器等、工場等の機器、人体(顕熱)
C外気による熱負荷=OA取入れ、隙間風(顕熱分)
Dその他=再熱負荷、機器内発生熱、ダクト、配管からの負荷
潜熱の場合
@人体、厨房機器等の水蒸気を発生する機器
A外気(OA+隙間風)=潜熱分
今回は負荷計算の一部として潜熱と顕熱を題材に上げましたが
その他の空調に対する論議は詳細を含めたいので今後の課題として以降に続くと致します。

b008sit.gif
Copyright 1973-2000 waterline.co.Ltd.. All rights reserved.